沈む太陽
出版社が倒産して『旅の宿“紫音”物語』の販路は絶たれてしまった。担当プロデューサに最後のメッセージを送った。
以下、
「 『吹かずとも 嶺の桜は散るものを 心短き春の山風』
(またこの句を借りました)
被疑者死亡のまま書類送検、被害者は為すすべ無し。と言うのが今の新風舎の顧客(著者)としての心境です。倒産してしまったら手の打ち様が無いのです。
幸い『旅の宿“紫音”物語』は出版という陽の目を見て、知人・友人におおかたは行き渡ったと思います。しかし、初版の9割以上は私自身のルートで販売したもので、新風舎の販売協力は一切受けることはありませんでした。増刷の道も絶たれ一般読者には渡りません。貴方にとって私は大勢の顧客の一人に過ぎないでしょうが、私にとって貴方は『旅の宿“紫音”物語』の出版に協力してくれた担当プロデューサとして重要な存在です。
その一方、新風舎の“偽”の窓口であったことも紛れも無い事実です。プロデューサは単なる営業マンに過ぎない、編集者と言いながら表紙の設計、編集にプロとしての技量に欠けている、など新風舎の“おかしさ”には気がついていました。しかし、貴方と仕事をすることになったのも“縁”だと賭けていました。個人的には一生懸命やってくれましたが、結果的に新風舎の"偽"の片棒を担いだのです。新風舎の倒産で私の賭けは終わりました。
新しい仕事に就くに当たっては、お客さんとの“縁”の積み重ねが人生の価値を高めてくれることを念じて、“心”のある仕事をしていただきたいものです。 」
『 沈む陽が 背に上るまでに 禊(みそぎ)する 』
| 固定リンク


コメント