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2008年10月26日 (日)

雨の秋祭り

Omaturi1 清川天宝神社の秋祭り、里の年間行事の一つである。
米の収穫が終わり、梅畑の剪定に入る前の農閑期のひと時である。
この時期は例年天気が不安定で、今年も地下(じげ)回りの昨日は曇り、当日の今日は朝から生憎の冷たい雨だった。それでも青年団を中心にした若者達が笛太鼓で獅子舞の渡御を盛り立てた。

    『山里は秋のお祭我れ昼寝 笛太鼓の音(ね)虚ろに聞こえ』

Omaturi2 お祭に先立って地区に召集がかかる。今年は当日宿泊のお客さんの対応で出席できなかった。それですべて終わりになる。会に出席した人に祭の役割が割り当てられ、それ以上は言及しないのがこの地の通例だ。従って今年はお役御免になった。しかし、我が娘(こ)は青年団と共に笛を吹き獅子舞に参加した。太鼓を叩くために県外に就職した子がわざわざ帰ってくる。子供たちが義務感ではなく、この地に育ったことで自然に参加することが伝統文化を支えている。

前日の地下(じげ)回りには多くの若者が獅子舞とともに“紫音”に来てくれた。住居登録をしている軽井川地区に加えて、境界にある木の川地区も獅子舞を演じてくれた。前庭での笛太鼓による獅子舞、旅の宿“紫音”への思いに御神酒(&ジュース)を捧げ感謝した。そのひと時の明るい笑顔、それが全てである。

その夜は静かだった。
 『静けさや“紫音”に滲(しみ)入る闇の音 虫の鳴き声星の囁(ささや)き』

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2008年10月23日 (木)

ホトトギスの花

Hototogisu ホトトギスの花が満開である。
ユリ科の多年草、ワンポットの苗が随分増えた。表と中庭に一叢づつ咲いている。
 『庭に咲くホトトギス何故ホトトギス その胸の毛に似た花模様』

夜の里、太鼓と笛の音が聞こえてくる。26日に清川天宝神社のお祭があるが、青年団が獅子舞を奉納するために練習している。義務ではなくその年齢に達すると自然に参加する気持になることは良いことだ。
都会に出ている人たちも盆とお祭とお正月には帰ってくる。しかし、年々お祭の賑やかさが消えて行ってるのは止むを得ないなのだろうか。お祭が催されるまでの流れを見ていると活性化のベースになる地域の一体化のエネルギーが感じられる。問題はそれをどう生かすかなのだろう。

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2008年10月22日 (水)

ミニバイキング

Minibaikingu 常連の輪留田さん、106泊目。この春退職してから5泊目である。
この半年間は、20数年にわたるフライトの緊張とストレスを開放するかのごとく、単身赴任後の家の片付け、お孫さんサービス、周辺の散策などに時間を使っていたようである。その中に旅の宿“紫音”への旅行を引き続き組み込んでくれたのは嬉しい限りである。

定年退職の仲間が増えてきた。時折、挨拶の葉書が舞い込んでくる。生き様は野菜作り、陶芸、旅行、社交ダンス、パソコン教室経営、経験を生かしたコンサルタントなど様々である。
お客さんにも熟年夫婦が増えてきた。こんな山奥の一件宿、ゆっくり寛げる宿をということで選んでくれるようだ。ご希望によっては1組限定にすることもある。

輪留田さんが宿泊するときに、他のお客さんが無ければ食事はミニバイキングである。
我が家族も一緒になり談話をしながらゆっくり食事をとるのが通例になってしまった。
今回は、人参サラダ、玉葱サラダなど野菜料理、鳥手羽の煮物、豚の角煮の他は鯵寿司、鯵の南蛮漬け、鯵の胡麻ダレ和えである。前日釣に行った友人が輪留田さんがくるならと差し入れしてくれた鯵が主体になった。

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2008年10月18日 (土)

鯵三昧

Akiaji 魚釣りが趣味の友人が時々差し入れしてくれる。
今は南部の堤防では秋の盛漁期に入った鯵が釣れる。今日は80匹程クーラーボックスに入っていた。15センチくらいの小鯵が多かったが、その成長過程が推測される、まちまちの大きさだった。

彼は独り者なので自分が食べる分だけ持って帰ったので60匹は頂いただろうか。早速、下処理をしたが量が量だけに3時間ほど要した。
鯵寿司用、刺身用、唐揚(南蛮漬け)用、ムニエル用など目的に合った処理をし、週末のお客さん分を除いて冷凍した。
新鮮なのを塩焼で食べるのは美味だが、まだ小ぶりなのでお預けにした。そうそう、タタキも刺身とは異なった味わいがある。

当地の魚屋さんでは平鯵(真鯵?)、丸鯵が主でたまにムロ鯵が売られている。鯵は日本人の食卓に最も多くのぼる魚のひとつであり、栄養価も高いと言われている。

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2008年10月12日 (日)

ビリケンさんに仲間が

Biriken2 お客さんがメッセージを残してくれました。
『今回二度目です。私が理想とする宿です。明日は博多に帰ります。大阪はいいや~と思って。でも博多からまた来ます。この宿はテレビをつける気になりません。なんでだろうかな。・・・・(省略)』
二日間、“紫音”の丘をゆっくり散策して帰られました。

そのお客さんがお土産を置いていってくれました。
ビリケンさんの縫いぐるみです。通天閣でしか手に入らないとわざわざ買ってきてくれました。早速、私の作った木製、石製のビリケンさんに仲間入りをしました。
お客さんが博多で始める新しい仕事に運をもたらすように、代わりに足の裏を撫でました。月に数回しかない備長炭の窯出しを見てもらえたし、きっといいことが有るでしょう。

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2008年10月 7日 (火)

紫苑の花

Hanasion 我宿の庭の“紫苑”の花が満開です。
紫苑はキク科の多年草。もともとは中国大陸に咲く花だったが、平安時代ごろ大陸文化と共に持ち込まれ庭園に植えられたといわれる。
西日本の湿地に自生する。2m近い背丈になるが、小枝の先に多数の小さい頭花をつける。

花言葉は『追憶、思い出、遠くにある人を思う、など』

 背伸びした野菊と見ればさにあらず薄紫の小花は紫苑

源氏物語/野分の巻だったと思うが、別れの歌として紫苑が詠われている。
 鴨跖草(つきくさ)の青を点々と引き寄せるような紫苑の一叢 

清川のあちらこちらの農家の庭先にも一叢をなして植えられている。
彼岸花に引き継いで、この季節に客人を歓迎する花である。

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