蟻地獄
車の車庫にしてる場所がある。
そこに4,5センチの蟻地獄が幾つかあるのを見つけた。
屋根があり土が常時乾燥しているので絶好だったのだろう。
蟻地獄はウスバカゲロウの幼虫の巣で、砂状の土ですり鉢型になっている。
蟻が入り込むと、逃げようにも砂が崩れてどんどん下へ落ちてしまう。
その内に侵入に気がついた幼虫は体の割には大きな鋏で獲物を捕らえる。
就学前に名古屋に滞在していたときに叔父が見せてくれたのを思い出した。
もっと大きかったような気がしたが、子供の目のせいか。
解決不可能な苦境に陥った時に「蟻地獄にはまった」という表現を使う。
その益に与かる輩(やから)がいて初めて蟻地獄なのだろうが。
もがくほど、これでもかこれでもかとつけ込まれ逃げ場を失って破滅する。
幸いなことに人間社会では危機一髪、ロープを投げ入れてくれる人がいる。
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